設計事務所の「建築家」と工務店・ハウスメーカーさんの「設計士」の違いは?
建て主さまの代理人としての建築家と工務店・ハウスメーカーの設計士とでは目的そのものに違いがあります。
・法律の制約をもとに、建て主さまの希望・要望・夢などを可能な限り取り入れ、自由な発想と無限の選択肢の中から建て主さまの予算や好みに応じた設計をしていく事が可能です。ご家族さまの生活パターンに至るまで細かく検討し、より理想に近付く具体化したプランニングが可能です。
・適正に工事が行なわれているかを監理する業務についても建て主さまの代理人としての立場なので、厳しく監理を行ないます。
・材料に関しては常に自分達の所で使用している素材や工法など、施工業者としての立場を優先順位に設計していく傾向にあります。主な目的は施工であり、設計施工の一本化のため、自社の手馴れた共通仕様で設計をまとめる傾向にあります。
・工事の監理業務については、監理を「する側」と「される側」が同じなので、監理が甘くなる場合もあります。
ハウスメーカーさんと比べて、建築家のつくる家は高くなるもの?
建築費用に設計費用が大きくプラスされるのでは?
奇抜なアイデアや高額な設備・素材などに建築費用がどんどん上乗せされるのでは?そんな事はありません。多くの建築家は建て主さまの予算に応じて設計します。当事務所も建て主さまの立場に立ち、真心のこもった設計を第一に心がけております。ハウスメーカーさんと同じ予算をかけて建築した場合全く違ったものが建つとお考え下さい。
・むしろ割安になります。間取りや空間利用など優れたデザインにより、建物の付加価値が上がるだけでなく、実際の費用も節約が出来ます。建築家は求められる優先順位を踏まえて最も合理的な設計を考え、無駄を省いたコストパフォーマンスの高いものへと仕立てます。また、工事の見積もりや契約に関わることで、建て主さまに代わって工事費をコントロールすることも大きな役目の一つです。
安全性・快適性・近隣の町並みや環境に配慮した上で、多角的・総合的にご提案をし、建て主さまの満足のいく理想の住まいの実現へと近付くのです。
・設計費用の中には純粋な設計費用の中に、住宅展示場の建設・運営費用を始め宣伝・広告費用営業マンの費用など様々な経費が含まれています。
また、決められたパターンの住宅を土地や方角に関わらずはめ込むために玄関が道路沿いのすぐの場所にあったり、日の当たらないリビングの間取りになったりと、違和感の覚える不自然な作りになる場合もあります。
建築家に家づくりを依頼したら設計料金の目安はどのくらい?
基本的には「国土交通省告示1206号」に建築士の報酬についての定めが決められています。
当事務所では、一般的な戸建て住宅の場合は総工事費の10%~15%程度で設定させて頂いております。
建築家との家づくりはどの位の時間がかかるの?
建築家への依頼から建物の完成までは、おおよそ1年位の期間が必要になります。理想の家つくりを実現するためには、建築家との蜜な打ち合わせが欠かせません。
3ヶ月~半年程を話し合いに予定して頂くとじっくりと打ち合わせが出来ます。人生の中でももっとも大きな買物ですから、焦らずじっくりと楽しみながら行ないたいものですが、建て主さまの建築計画の内容も様々ですので、ご気軽にご相談頂ければと思います。
「建築家」は敷居が高いイメージが・・・!!
「建築家」は建物に関するお医者さんであり、法律コンサルタント、演出家でもあり、建て主さまに一番近い存在のパートナーでもあります。
お客様と営業マンのような「販売される側」と「販売する側」の関係ではありません。気さくに話せる関係ですので、実際に建築家とお話頂ければご理解頂けるのではないかと思います。
建築家にリフォームの依頼も出来ますか?
リフォームも可能です。
ただし、トイレだけ、浴室だけの改修工事の場合は建築家に依頼するメリットはありません。住宅やマンションの間取りから改修される様な工事の場合は設計料を払ってもメリットは大きいでしょう。ケースバイケースですので、ご相談下さい。
プランだけでも考えてもらえますか?
当事務所ではモデルプランのみの作成も承っております。
こちらのホームページでは主に個人住宅をメインにご紹介しておりますが、店舗、ビル、福祉施設、など建て主さまのニーズにお応えしながら多方面に渡り、設計全般を承っております。設計から監理までの業務はもちろんですが、アドバイスやご相談など一部のサービスだけをお受けになることも可能です。
依頼したい事柄についても費用を含めてどうぞご気軽にご相談下さい。